スピーキングが得意な人は礼儀正しい!好感度を上げるコツを解説
英語はコミュニケーションツールですので、相手との 会話のキャッチボールが大切です。
そのためには相手の気分を害さないように失礼のない 表現を使う工夫をすることを心がけるべきです。
特にスピーキングが苦手な人は、英語を話すことで手一杯になって おり、心にゆとりがないことも相まって、とにかく最低限 英語が通じればよいと割り切って会話をすることが多く、 これが失礼な表現になってしまうことがあります。
ここで、いかに上手い表現をするかが今後のスピーキング力の向上に 大きく影響するといっても過言ではありません。
では会話の腕の見せ所となる2つの場面を例としてお話ししていきます。
相手にお願いをする場面
例えば、何か相手にお願いしたい場合を 想定してみましょう。相手の英語が聞き取れなかった場合、一体どんな英語表現が妥当でしょうか?
候補となる英文を4つ挙げてみました。
1:Pardon?
2:Speak Slowly.
3:Please spaek slowly.
4:Could you spaek slowly,please?
2:Speak Slowly.
3:Please spaek slowly.
4:Could you spaek slowly,please?
それでは順番に検討していきます。
1:Pardon?
まず1ですが、これはたった1単語ですので非常に楽ですし、瞬時に応えるには うってつけです。ただ、1単語できりかえすと、なんだか会話をする気がないのかと思われる恐れがあり、 イマイチです。
2:Speak Slowly.
次に2ですが「もっとゆっくり話してください」と相手にお願いしていることは 伝わるはずです。ただ、命令形なので年配や身分が上の相手に対しては失礼にあたります。
3:Please spaek slowly.
そして3ですが、Plaseが追加されたので若干丁寧な表現になったのは結構なことです。しかし、それでも命令形であることにはかわりなく、もう少し工夫が必要でしょう。
4:Could you spaek slowly,please?
最後の4ですが「Could you」は「~お願いできますか」と可能性を伺う表現ですのですので もっとも無難な表現です。たしかに一つの文章に使っている単語の数は最も多いですが、こういった 疑問形の回りくどい表現こそ礼儀正しい表現 になることが非常に多いのが英語の特徴です。
お断りをしなければならない場面
相手に何かお願いされたとき、お断りをしなければならないことも あるでしょう。例えば、外人から駅に行くにはどうすればよいかを聞かれたにもかかわらず、 わからなかった場合、 一体どんな英語表現が妥当でしょうか?
候補となる英文を4つ挙げてみました。
1:I don’t know.
2:Please find out for yourself.
3:Please ask other people.
4:I am afraid I don’t know.
2:Please find out for yourself.
3:Please ask other people.
4:I am afraid I don’t know.
それでは順番に検討していきます。
1:I don’t know.
わからなければ正直に分かりませんと答えるのが一般的な返事です。ただ「知りません」とアッサリ応えるのは、なんだか冷淡な印象を与えてしまう 恐れがあってイマイチですね。
2:Please find out for yourself.
自分で探すように促すのも一つの返事です。ただ、地理に詳しくない相手に対して自分で探させるのは、やはり 不親切です。
3:Please ask other people.
他の人に質問するように促す返事なので、そう悪くはありません。しかし、拒絶されているかのような印象を与えかねないので、 あまり適切な表現ではありません。
4:I am afraid I don’t know.
これは最も妥当な返事です。「I am afraid」は「恐れ入りますが」を意味する言葉ですが、 この言葉をワンクッション入れるだけでも、ずいぶんと柔らかい印象を 与えるので、お互い気まずい 空気にならずに済むのが大きなメリットです。
いかがでしょうか?
同じ意味を持つ英文でも表現を変えるだけで随分と印象が変わります。
是非英語で好感度を上げるように心がけましょう。